18禁です。
両思いだけど無理やりです。
年齢及び趣向共にオッケーな方のみどうぞ。
放課後の明かりの中で
「すいません、今日中にどうしても探したい本があるので・・・」
申し訳無さそうな声で言っただけで、あっさりと鍵を渡された。
下校時間。暗くなっていく外の景色。誰もいなくなった図書室。
何も知らない彼。
願ってもいないシチュエーションだった。
本で埋め尽くされた棚の前で文字を追う彼。それは純文学の一ページのような光景だった。
静かな空間と相まってストイックな雰囲気を醸し出している。
「何かいい本はありましたか?」
声をかければ、彼が振り向く。彼の瞳に捉えられただけで背中がぞくりとした。あぁ、あまり耐えられそうに無い。
「いや、ないな」
「こちらの棚は?」
「そっちは歴史書だ」
涼宮さんの今度の思いつきは「本に何か面白い物でも潜んでないかしら!呪いの文章とか異次元への入り口とか!」とのこと。
そして女性陣三人は最寄の図書館、僕と彼は学校の図書室の探索を任されたのだ。
だがなかなかそんな本など簡単に見つかるはずが無い。しかし彼は根気良く本を棚から引き抜いてはパラパラ捲くっていた。
真剣な顔から見るに、下校のチャイムが鳴ったことにも気付いていないのだろう。
「・・・静かですね」
接近して耳元で囁く。彼は驚いたようで大きく身じろいだ。
「おい何すんだ!」
「いえ、本ばかり見ているので」
耳に息を吹き込んだら本格的に手を振り解こうとした・・・が、はっとしたように動きを止める。
「どうしました?」
「っ、お前、ここ図書室!!」
「もう誰もいませんよ」
生徒は全て下校し、帰りたそうにしていた教員には適当に言って鍵まで預からせてもらった。この空間には今、彼と自分しかいない。
本棚と僕の体でキョンくんの体を挟む。体のどこかをぶつけたようで彼が小さく呻いた。
「やめろっ・・・!」
「抵抗しないでください」
「ふざけんな!」
それでも暴れようとする彼。こんなの初めてじゃないのだからたまには従順になってくれればいいのに。まぁこの初々しい抵抗も可愛いのだが。
僕はどうしたものかと考え、彼が腕を振り上げようとした拍子に目を押さえた。
「いたっ・・・」
「え?」
彼から離れて右目を両手で覆う。キョンくんは少し慌てて僕に向き合った。多分腕が僕の顔面に当たったと思ったのだろう。
「いたた・・・」
「わ、悪い」
悪いのは僕なんですけどね?こんな時にも逃げ出さないなんて、本当に彼はお人好しだ。
僕以外に襲われてもこうなってしまうのではないかと思うと少し心配かもしれない。・・・僕は存分に利用させてもらうが。
「コンタクトが落ちて・・・」
「コンタクト?」
お前コンタクトだったのか、と訝しげな顔をする彼。僕は手を外し目を細めた。
「ええ。涼宮さんのイメージの僕は視力が悪いという設定ではなかったので、こうしてコンタクトで誤魔化しているんです」
そう告げると彼は目論見どおり同情したように悲しそうな様子を見せた。僕の境遇を憂いてくれているのだろう。
「落ちたのか?コンタクト」
「はい。その辺に落ちていませんか?」
「ま、まて。今探す」
本を棚に突っ込んでそうっと床に膝を着いた。四つん這いになって目を凝らしてコンタクトを見つけようとしてくれている。
「見えないな・・・おいこいず、」
本当に可愛い彼。そう、神に捧げられた羊は自分の立場さえも知らないのが相場なのだから。
「無防備に尻を向けてくれるなんて、ありがとうございます」
彼が起き上がる前に背に覆いかぶさってベルトを片手で外し、ズボンに手を入れる。
すかさず彼のものに直接触れれば、甘い声があがった。
「やっ・・・やめ、あ、あ」
「気持ちいいですか?」
「ん、ふ、っあ!」
そのまま下着の中で上下に擦る。だんだんと湿り気を帯び、いやらしい音が聞こえてきた。
「すいませんね、僕視力はいいんですよ」
「じゃ、あっ、嘘、かよ!っん!」
「ええ。常に裸眼です」
悔しそうに振り向く彼。睨みつけているつもりだろうがそんな潤んで泣きそうな目で見られては腰にクるだけだ。
彼に体重を乗せて空いている手で下着ごとズボンを擦り下ろす。先が擦れたようで一際高い声が上がった。
「本当にいやらしい声をあげますね」
「そんなんじゃないっ」
「こんなにグショグショにして何を言ってるんですか」
「言うなあっ」
息を吸い込むように喘ぐ。声の感覚が徐々に狭まってきたので今度は後ろに手をやった。
入り口をなぞり指を差し入れ徐々に刺激していく。前を塞き止めているので彼が達してしまう心配は無いが、
今日は少し早いかもしれない。図書室という公共の場所でいつもより羞恥心を感じているのだろう。
「キョンくんのここ、僕の指を誘い込んでいるみたいですね。ひくひくしてます」
「ふあ、やだ、いかせ」
体を支える四肢が今にも崩れ落ちそうに震えている。くっと中で指を曲げてやるとがくんと上半身が床に沈んだ。腕の力が限界に達したようだ。
「いかせません。もう少し我慢してください」
彼の上気した頬、涙を溜めた目、全身で誘うような(無意識であろう)色気に僕ももう限界だった。
チャックを下げて僕のものを彼に宛がう。びくっと体を震わせるがもう逃げる気力も無い彼は、大人しくそれを受け入れる。
「ひっ」
「熱いですね・・・」
吸い付くような感触に浸って動きを止めていたら、不意に強く締め付けられた。刺激に体が竦む。
快楽に持っていかれそうになる意識を留め、彼を見やる。
「ずいぶん、積極的、ですねっ」
「うるせっ・・・」
ゆっくりと、泣きそうに、口が開く。
「早くくれよっ・・・」
なんて殺し文句だろう。いつか僕は彼に殺されそうな気がする。
「わかりました。いきますよ?」
「ひゃああっ!!」
一気に奥まで捻じ込み、律動を繰り返した。彼の腰を揺さぶり、その度に彼は体を痙攣させるように動かして狂おしい声を上げる。
いつの間にか自分で腰まで振っているのに気付いているだろうか?いや気付いていないのだろうな。
「やば、も、いくっ・・・!」
「どうぞ、僕もっ限界ですっ」
「くっ・・・あ、あああああっ!」
甲高い声と共に彼が達した。中を締め付けられて、僕も彼の中に全てを吐き出す。
腰を鷲掴んでいた手をずらしそのまま彼に抱きついた。二人分の荒い息だけが頭の中に響く。
視界が彼のジャケットで埋まり、彼の匂いがした。
「重い・・・」
「あ、すいません」
力の抜けた体を何とか起こして彼から退いたが彼は起き上がらない。体が弛緩しきってしまっているようだ。
「起き上がれませんか?」
「あぁ・・・どっかの誰かさんのせいでな」
「間抜けな格好ですよ」
「お前のせいだろ!」
上半身は着込んでいるのに下半身は丸出しという今の格好を思い浮かべたのだろう。
顔を真っ赤にしている彼の体を抱き起こして唇に吸い付くだけのキスをした。
「嘘。可愛いです」
「それもどうかと思うぞ・・・」
とりあえず汚してしまった床をどうしようかな、などと思いつつ。
腕の中で暴れないでいてくれている彼に、何度も何度もキスをした。
End
07.10.20
嘘をつくのだって何だってあなたがいけないんですよ?
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